最近、銀行のアプリやポイント、なんだかややこしい…と感じている人も多いかもしれません。そんな中、三菱UFJフィナンシャル・グループ（MUFG）が2025年5月27日に「エムット」という新サービスを発表しました。どうやら、これまでの“銀行”のイメージを大きく変えたいという思いが込められているようです。
MUFGってどんな会社？
MUFGは、日本のメガバンクの中でも規模が大きく、銀行だけでなくカードや証券、信託など幅広い金融サービスをグループで展開してきました。ただ、これまでは、デジタル化や個人向けの便利なサービスという面では一歩引いた印象もありました。
アプリひとつで“まるっと”管理
新しい三菱UFJ銀行アプリを中心に、銀行口座、クレジットカード、資産運用など グループのサービスがまとめて使える設計になっています。 アプリを開くだけで「あれ、どこで何を見るんだっけ？」という悩みが減るかもしれません。
ポイントも全部まとめて
銀行やカード、証券などグループのサービスを使うことでMUFG独自の「グローバルポイント」が 貯まり、まとめて使える仕組みを目指しているとのこと。 利用状況によって手数料が安くなったり、最大20%還元のキャンペーンも考えられているようです。
完全デジタルバンクも視野に
2026年後半には、Google Cloudを活用した新しいデジタルバンクも計画されている模様。 スマホだけで口座開設や入出金もできるようになれば、クラウド型の最新システムで より便利でスピーディーなサービスを体験できる日が近づいているのかもしれません。
だれでも使いやすい
「金融ってなんか難しそう…」と感じる人も多いですが、エムットは“やさしい金融サービス”を目指していて、資産運用や相続もアプリから気軽に相談できる仕組みを考えているようです。 若い人もシニアも、誰でも使いやすいデザインを意識しているようです。
なぜ今、「エムット」なのか
キャッシュレス化やポイント経済圏の拡大、新NISAなどで、みんなのお金の使い方が大きく変わってきています。MUFGも「このままではいけない」と感じて、リテール強化に本腰を入れ始めたのかもしれません。グループの力を活かして、「お金のこと全部まとめてサポート」する新しい金融体験を届けたいという狙いがあるように感じます。
ライバルも黙っていない！PayPay×三井住友の大連携
2025年5月には、PayPayと三井住友カードが大型提携を発表しています。PayPayアプリで三井住友カードが使えたり、VポイントとPayPayポイントが1:1で交換できたりと、ポイントや決済の“経済圏バトル”がさらに熱くなってきた印象です。こうした大手の動きに、MUFGも「エムット」で存在感を示したいと考えているのかもしれません。
これからの日本の金融、どうなっていく？
- キャッシュレス＆ポイント経済圏の主導権争いはさらに激しく
- データやAIを活用した「あなた専用」の金融サービスも進化していく予感
- 異業種連携やグループ一体運営で、ユーザー体験の向上が期待できそうです
まとめ：えむっとで“お金の全部”が変わるかも？
「お金のあれこれ、まるっと。」という合言葉のもと、銀行・カード・証券・資産運用・相続まで幅広くサポートすることを目指しています。PayPay×三井住友の提携と合わせて、日本の金融サービスはこれから「連携」「一元化」「デジタル化」がさらに進んでいくのかもしれません。
「どこが一番お得？」「どこが一番便利？」――これからは、使い方次第で“お金の世界”がもっと自由に、楽しくなっていく可能性もありそうです。
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