PCの内蔵カメラでは角度の調整が難しかったり、画質に物足りなさを覚えたりすることがあります。Windows 11には、手持ちのスマートフォンをワイヤレスで接続し、PCのWebカメラとして利用できる標準的な連携機能が用意されています。公開されている情報をもとに、利用に必要な環境条件や設定の流れを整理しました。
この記事の結論
Windows 11とAndroid 10以降の端末を連携すると、スマホのカメラをPCのWebカメラとして使用できます。利用にはPC側でのモバイルデバイス登録とカメラ機能の有効化、スマホ側の「Windows にリンク」アプリ(1.24022.0以降)および同一Wi-Fi接続が必要です。画質や接続の安定性は通信環境や端末仕様に依存します。
- 参照元: support.microsoft.com
- 確認した情報: 【確認済みの手順】PCの設定→「Bluetoothとデバイス」→「モバイルデバイス」でスマホを追加・QR連携。「デバイスの管理」で「接続されているカメラとして使用する」をオン。会議アプリのカメラ設定でスマホを選び、スマホ側でカメラ使用を許可する。 【対象】Windows 11+Android 10以降。「Windows にリンク」アプリ1.24022.0以降が必要。PCとスマホの両方をWi-Fiに接続する。 【結果】スマホのカメラをPCのWebカメラとして使用可能 【確認メモ】日本語版の公式ヘルプ2件で設定経路とW

連携に必要なOSバージョンとネットワーク環境
この機能を利用するには、PCとスマートフォンの双方が動作条件を満たしている必要があります。PC側はWindows 11、スマートフォン側はAndroid 10以降のOSが対象です。
あわせて、スマートフォン側には「Windows にリンク」アプリのバージョン1.24022.0以降がインストールされている必要があります。さらに、PCとスマートフォンが同じWi-Fiネットワークに接続されていることが通信の前提条件となります。
| 項目 | 必要な要件 |
|---|---|
| PCのOS | Windows 11 |
| スマートフォンのOS | Android 10 以降 |
| モバイル側アプリ | 「Windows にリンク」バージョン 1.24022.0 以降 |
| ネットワーク接続 | PCとスマートフォンが同一のWi-Fiに接続中であること |
| 初期設定の権限 | PC側の「モバイルデバイスへのアクセス許可」が有効であること |
PCの設定からカメラを有効化する手順
接続はWindowsの設定画面から行います。PCの「設定」を開き、「Bluetoothとデバイス」の中にある「モバイルデバイス」を選択します。画面の案内に沿ってスマートフォンを追加し、表示されるQRコードを読み取ってペアリングを完了させます。
初回連携時には、PC側の「モバイルデバイスへのアクセス許可」をオンにしておく必要があります。連携完了後、「デバイスの管理」項目内にある「接続されているカメラとして使用する」のスイッチをオンに切り替えます。

続いて、オンライン会議などのアプリ側でカメラの選択画面を開き、接続したスマートフォンを指定します。この際、スマートフォンの画面上にカメラ使用を求める通知が表示されるため、端末側で許可を承認することで映像の送受信が始まります。
映像の品質と安定性を左右する条件
スマートフォンのカメラ機能は高解像度であることが一般的ですが、この連携機能を利用したからといって常に鮮明な映像が得られるとは限りません。実際の描画品質や遅延の有無は、利用しているスマートフォンのカメラ性能だけでなく、同一空間内におけるWi-Fi通信の安定性にも左右されます。
また、電波状況が不安定な場合には映像の乱れや一時的な途切れが生じる要因となります。

専用カメラ導入前の確認と判断材料
外付けWebカメラの新規購入を検討している場合、手持ちの端末がWindows 11とAndroid 10以降の組み合わせに該当していれば、追加費用をかけずにカメラ環境を整えられる可能性があります。まずは端末のOSバージョンと「Windows にリンク」アプリの更新状況を確かめることで、既存の機材で用途を満たせるかどうか判断できます。
詳細な設定項目や最新のサポート仕様については、Microsoft サポートの公式案内に掲載されています。
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