2026年10月14日、Windows 11 24H2のHomeおよびProエディションに対する公式サポートが終了しました。パソコン自体はそのまま起動できますが、今後は月例セキュリティ更新が配信されなくなります。更新停止の影響と移行先について、確認された事実を整理してお伝えします。
この記事の結論
2026年10月14日をもってWindows 11 24H2のHomeおよびProエディションのサポートが終了しました。端末の動作自体は継続しますが、以後は月例セキュリティ更新プログラムやプレビュー更新が配信されなくなります。Microsoftはセキュリティ保護を維持するため、Windows 11 25H2または26H2へのアップデートを推奨しています。
サポートが切れたら、PCは起動しなくなる?
サポート期間が終了したからといって、Windows 11 24H2を搭載したパソコンが突然起動しなくなったり、画面が映らなくなったりすることはありません。日常的なファイルの閲覧やアプリケーションの起動など、基本的な動作はこれまで通り行えます。
ただし、変化するのは内部的な保守体制です。2026年10月14日の定例更新を最後に、最新のセキュリティ脅威からシステムを守る月例セキュリティ更新プログラムや、機能改善を含むセキュリティ以外のプレビュー更新プログラムが一切届かなくなります。このサポート終了の動向については、GIGAZINEの報道でも詳しく報じられています。

2024年11月の登場から約2年で迎えた提供期限
Windows 11のバージョン24H2は、2024年11月に一般公開された大型アップデートでした。HomeエディションおよびProエディションにはあらかじめ定められたライフサイクルがあり、登場から約2年が経過した2026年10月をもってその提供期間を満了しました。
サポート終了前後の具体的なステータスの変化は以下の通りです。
- パソコン自体の起動・基本動作
- サポート終了後も継続して起動・利用が可能です。
- 月例セキュリティ更新プログラム
- 2026年10月14日をもって提供が完全停止し、新たなパッチが届きません。
- プレビュー更新プログラム
- セキュリティ以外の品質改善やプレビュー配信もすべて停止します。
- Microsoftによる公式推奨
- 保護を継続するため、Windows 11 25H2または26H2へのアップデートが案内されています。
更新プログラムが止まる環境では何が問題になる?
月例セキュリティ更新プログラムは、日々新しく発見されるシステムの脆弱性(セキュリティ上の弱点)を修正するために提供されています。更新が停止した環境では、仮に新たな脆弱性が見つかったとしても修正パッチが紹介されず、無防備な状態のまま放置されることになります。
サポート終了日となった2026年10月14日の定例Windows Updateでは、過去最多となる1411件の脆弱性が修正されました。このように膨大な数の脅威が常時対処されている実態を考慮すると、セキュリティパッチが遮断された環境をインターネットに接続して使い続けることには相応の危険が伴います。

Microsoftが公式に推奨する移行先バージョン
Microsoftは、セキュリティ更新プログラムやシステムの品質更新プログラムを継続して受け取るために、後継バージョンである「Windows 11 25H2」または「Windows 11 26H2」へのアップデートを推奨しています。
Microsoft Learnの既知の問題ステータスページなどでもバージョン24H2に関する案内が公開されており、サポート中の上位バージョンへ移行することで、最新の脅威に対する防御体制を保つ方針が示されています。
推進されていたCopilot+ PCブランドの約2年での変化
バージョン24H2が登場した2024年秋、MicrosoftはAI処理に特化した「Copilot+ PC」の普及を強力に推し進めていました。アップデートの目玉として「ペイント」に生成AIベースの塗りつぶし機能が追加されるなど、対応ハードウェア向けの独自機能がアピールされていた経緯があります。
しかし、MicrosoftがQualcommとともに展開していた「Copilot+ PC」というブランド名称は、2026年9月のQualcommによる新モデル発表の場で使用されず、登場から約2年で実質的にフェードアウトしたとみられています。AI関連のプロモーション体制が変化する一方で、OS本体のサポート期限は当初の規定通りに到来しました。

利用者が現在地を把握するための確認ポイント
現在利用しているパソコンがWindows 11 24H2のHomeまたはProエディションである場合、PC自体は動き続けるものの、セキュリティ面での公式保護はすでに終了しています。
今後の安全な利用を維持するためには、システム情報から現在のWindowsのバージョンを確認し、Microsoftが推奨するWindows 11 25H2や26H2へのアップデートを適用できる状態にあるかを確かめることが現実的な判断の出発点となります。
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