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iPhone 18 Proの処理能力は?ベンチマークと発熱の公開情報から分析

生活ガジェット

2026年9月18日に登場したiPhone 18 Proは、最新世代のA20 Proチップを搭載したことで話題になっています。前世代機からどれほどの性能向上が図られ、日々の利用や高負荷な処理にどのような影響を与えるのか、公開された測定データをもとに整理しました。

この記事の結論

iPhone 18 ProのA20 Proは、Geekbench 7のマルチコアで1万1507、Antutu総合で345万超を記録し、iPhone 17 Proを全項目で上回りました。一方、Antutu実行時の表面温度は最高41.0度に達し、大型ベイパーチャンバーにより背面全体へ熱が広がる挙動が確認されています。高負荷時の持続力は向上したものの、持った時の熱さは前世代より感じやすい点に注意が必要です。

清潔感のあるシルバーとブルーを基調とした最新スマートフォンのイメージ

A20 Proチップで処理速度はどれくらい向上した?

iPhone 18 Proの心臓部には、2ナノメートルプロセスというかなり微細な技術で製造されたA20 Proチップが採用されています。Appleの案内では、前世代モデルであるiPhone 17 Proと比較してCPUの速度が20%、GPUの描画性能が40%高速化されたと説明されています。

実際の処理能力について、ニュースサイトのGIGAZINEによる実測検証レポートにおいて、性能測定アプリを用いた詳しい比較データが公開されました。機器の演算能力を測定する定番アプリ「Geekbench 7」によるCPUテストでは、iPhone 17 Proのシングルコアスコアが3301、マルチコアスコアが9185であったのに対し、iPhone 18 Proはシングルコアで4030、マルチコアで1万1507を記録しています。単一の処理だけでなく、複数の処理を同時にこなす場面でも大幅なスコアアップが確認できます。

さらに、グラフィック性能を測るGPUテストでは、iPhone 17 Proの4万4062点に対してiPhone 18 Proは6万1566点を記録しました。また、スマートフォンの総合的な処理性能を評価する「Antutu Benchmark」においても、iPhone 17 Proの240万5029点に対し、iPhone 18 Proは345万1830点に達しています。CPUやGPUはもちろん、メモリや操作感を示すUXの項目を含めたすべてにおいて、前世代機を大きく引き離す数値を示しました。

測定項目(ベンチマーク) iPhone 17 Pro iPhone 18 Pro
Geekbench 7(CPU シングルコア) 3,301 4,030
Geekbench 7(CPU マルチコア) 9,185 11,507
Geekbench 7(GPU) 44,062 61,566
Antutu Benchmark(総合スコア) 2,405,029 3,451,830

Geekbench AIで測る人工知能の処理能力

近年スマートフォンで重要視される人工知能(AI)の処理性能についても、専用の測定アプリ「Geekbench AI」で検証が行われています。このテストでは、通常の計算を行うCPUだけでなく、画像処理を担うGPU、そして機械学習やAI処理に特化した専用回路であるNeural Engineのそれぞれで処理速度が測定されます。

CPUを利用したAI演算テストにおいて、iPhone 18 Proは単精度スコアで7047、半精度スコアで1万2286、量子化スコアで9088を記録し、すべての計算方式でiPhone 17 Proを上回る結果となりました。さらに、GPUを用いたAI処理や、Neural Engineを用いた処理のテストにおいても、iPhone 18 Proが前世代モデルを大きく引き離しています。

端末内での画像生成や高度な言語処理など、日常の中でAIを活用する機能が増えているなかで、A20 Proチップが備える計算基盤の進化が実測値として表れています。

次世代プロセッサの微細回路と高速処理を表現したイメージ

高性能化にともなう表面温度の上昇と放熱構造の違い

高い処理能力を発揮する一方で、高負荷時の発熱や熱の伝わり方には前世代機との明確な違いが確認されています。Antutu Benchmarkの実行中にサーモグラフィ測定器「HIKMICRO Mini2Plus V2」を用いて計測された表面温度のデータによると、ディスプレイ表面の最高温度はiPhone 17 Proの40.1度に対し、iPhone 18 Proは41.0度とわずかに高くなりました。

背面で最も高温になった場所はいずれもカメラユニットの左側でしたが、最高温度はiPhone 17 Proが39.1度、iPhone 18 Proが39.9度を記録しています。数値上の最高温度の差は約1度前後ですが、熱の広がり方には大きな変化が見られました。iPhone 17 Proがカメラ周辺に熱が集まり他の部分は比較的熱くなりにくかったのに対し、iPhone 18 Proは背面全体が高温になり、端末全体が温まる傾向が報告されています。

この変化の背景には、端末内部に搭載された「ベイパーチャンバー」と呼ばれる放熱機構の刷新があります。ベイパーチャンバーとは、内部の液体が気化と凝縮を繰り返すことで熱を素早く移動させる冷却機構のことです。iPhone 18 Proではこの機構の表面積が前世代機と比べて3倍に大型化しており、内部の熱を効率よく外郭へ逃がす構造へと強化されました。これにより、重いグラフィックのゲームやAI処理を長時間動かしても熱がこもりにくくなった一方、手で触れる外装全体には熱が伝わりやすくなっています。

高負荷時の最高温度と熱の伝わり方 iPhone 17 Pro 画面最高: 40.1℃ 背面最高: 39.1℃ 熱の広がり方 カメラ周辺が高温 他部位は熱を持ちにくい 放熱設計 従来サイズの冷却機構 iPhone 18 Pro 画面最高: 41.0℃ 背面最高: 39.9℃ 熱の広がり方 背面全体に分散 持った際に全体が温かい 放熱設計 ベイパーチャンバー3倍化

日常の操作感や重いゲームを基準にした選択の目安

今回の測定結果から、iPhone 18 Proは純粋な計算能力やグラフィック処理、AI処理のいずれにおいても前世代モデルを大きく上回っていることが分かります。高解像度の3Dゲームを継続してプレイする方や、端末上で複雑なAI処理を多用する方にとっては、3倍化されたベイパーチャンバーによる熱の外部排出性能も含めて、恩恵を実感しやすい進化といえます。

一方で、放熱効率が向上したことで、負荷をかけた際には背面全体に熱が伝わりやすくなっています。また、ウェブ閲覧やメッセージの送受信といった普段使いの範囲であれば、iPhone 17 Proの性能でも十分に高速であり、日常的な操作感だけで大きな差を体感できる場面は限られる可能性があります。

なお、スマートフォンの使い勝手に直結するカメラの描写力やバッテリーの持続時間については、今回の測定には含まれておらず、今後の追加検証が予定されています。実機での総合的な使い勝手や電力消費の傾向を見極めたい場合は、それらの検証データが出揃ってから判断するのが確実です。

端末内部の熱を効率的に拡散する放熱技術のイメージ
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この記事を書いた人

現場系Python自動化エンジニア / サイト運営者

工場での生産設備保守や不良原因調査を経験したあと、人事総務・CS(カスタマーサポート)領域で業務改善に関わってきました。現場で「同じ作業に時間を取られすぎる」と感じたことをきっかけに、Pythonや生成AIを使った自動化ツールを作り始めています。
Nexistixでは、AI・自動化・ガジェットのニュースや話題を、個人利用・副業・業務効率化の目線で読み解いています。
休日はバスケをしたり、愛犬のハク(クリーム色の豆柴)とゆっくり過ごすのが楽しみです。

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