Xiaomiがオープンモデルとして公開した「MiMo-V2.6-Pro」と「MiMo-V2.6-Flash」は、高いコスト効率とクローズドモデルに匹敵する性能で話題になっています。GIGAZINEの報道を元に、その仕様や検証結果を確認します。
この記事の結論
Xiaomiが日本時間の2026年9月22日に無償公開した「MiMo-V2.6-Pro」および「MiMo-V2.6-Flash」は、オープンモデルとして最高峰の性能を持つMoEモデルです。第三者検証ではクローズドの最高峰であるGPT-5.6 Solに1ポイント差まで迫り、優れたコスト効率を実現しています。
MiMo-V2.6-ProとFlashの主なスペックと違いは何ですか
「MiMo-V2.6-Pro」は総パラメーター数が1兆200億、アクティブパラメーター数が420億のMixture of Experts(MoE)モデルです。「MiMo-V2.6-Flash」は総パラメーター数3090億、アクティブパラメーター数150億となっています。
どちらのモデルも最大コンテキスト長として100万トークンを処理できる点が特徴です。強化学習の過程がリアルタイムで公開されており、再帰的自己改善(RSI)の取り組みによってタスク達成率が向上したことがアピールされています。

第三者検証での性能評価とコスト効率はどう評価されていますか
第三者機関であるArtificial Analysisのインデックス(v4.3.2)において、「MiMo-V2.6-Pro」のスコアは46を記録しました。これはオープンモデルの中で最高スコアであり、クローズドモデルの最高峰であるGPT-5.6 Solに1ポイント差まで迫る数値です。
また、同等スコアを持つモデルと比較してタスク当たりのコストが低く抑えられており、高いコスト効率を実現していることが示されています。
| モデル名 | 入力 | キャッシュ済み入力 | 出力 |
|---|---|---|---|
| MiMo-V2.6-Flash | 0.14ドル(約22.1円) | 0.0028ドル(約0.44円) | 0.28ドル(約44.2円) |
| MiMo-V2.6-Pro | 0.435ドル(約68.7円) | 0.0036ドル(約0.57円) | 0.87ドル(約137.4円) |
| MiMo-V2.6-Pro-UltraSpeed | 4.35ドル(約687円) | 0.036ドル(約5.7円) | 8.7ドル(約1374円) |

3D空間理解やマルチモーダル機能にはどのようなものがありますか
MiMo-V2.6シリーズは、テキストや画像、動画からプレイableな3Dワールドを構築する3D空間理解力や、コンピューター使用能力を備えています。
発表では、3Dゲームの映像制作や、Figmaなどのツールと連係したインタラクティブUIの作成、楽曲の作曲など、幅広いタスクで活用できる事例が示されています。

導入を検討する際に確認すべきポイントはどこにありますか
オープンモデルとして無償公開されているため、コストを抑えつつ高性能なAI環境を検証・導入したい場合に選択肢となります。
一方で、実際の運用環境における負荷や、自社のシステム要件に合致するかどうかは、公式ドキュメントや提供情報を確認した上で判断する必要があります。
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